バストの形は大きくても小さくても、きちんとバストケアをしていないと崩れてしまいます。その原因の１つには、寝ているときに重力によって胸の脂肪が左右に流れやすく、クーパー靭帯を傷つけてしまうことにあります。

日本女性のバストは欧米人より崩れやすいって本当？

「乳腺」と「脂肪」で成り立っている女性のバストは、乳腺が放射線状に張り巡らされて乳腺を守るように脂肪が周りにあります。
女性のバストは成長期に女性ホルモンの影響で乳腺が膨らみ始めて、乳腺の発育と同時に脂肪も蓄積されていくことでバストが成長します。

「乳腺」と「脂肪」で成り立っている女性のバストですが、日本人女性と欧米人女性とではバストのタイプがまったく違います。

日本人女性に多い「脂肪質バスト」

• 乳腺１割、脂肪９割と皮下脂肪が発達している
• おわん型
• 柔らかい
• 垂れやすい

日本人女性に多い脂肪質バストは、ふわふわで柔らかい「マシュマロバスト」とも呼ばれています。しかし、乳腺よりも皮下脂肪が発達している脂肪質タイプのバストは、柔らかいため睡眠時には重力によって形がキープできず横に流れやすく、きちんとバストケアをしなければ形が崩れて垂れてしまいます。

欧米人女性に多い「乳腺質バスト」

• 乳腺密度が濃く乳腺が発達している
• 円すい型
• 硬い
• 垂れにくい

欧米人女性に多い乳腺質バストは、ハリと弾力があり形が崩れにくく硬めです。乳腺の割合が多く、乳腺が発達することでバストの乳腺密度も濃くなって脂肪も増えるため、欧米女性はバストが豊かな方が多いようです。

海外のバストケアはどうしてるの？

日本女性の大半がバストサイズがBカップとCカップと言われており、欧米女性はCカップやDカップの方が多いと言われています。

海外の女性は胸の部分が大きく開いた服やドレスを着ることが日本人女性よりも多いこともあって、バストケアに対する関心が高いと言われており、バストアップをするために美容整形をするということも珍しくありません。

バストケアのために、皮膚が伸びたりクーパー靭帯が切れてバストが垂れたり形の崩れに繋がってしまう母乳育児を長くしないなど、母乳育児を卒業してからバストケアをする日本とは違っているようです。

日本人女性のバストケアはどうしたらいいの？

日本人女性に多い脂肪質タイプのバストの形が崩れないようにキープするためには、バストを構成しているクーパー靭帯や脂肪を支えるケアをすることが大切になります。

締めつけられることが嫌だからとノーブラだったり、バスト支える機能がないブラトップ、乳腺の発達を妨げたり血流を悪くするようなサイズが合っていないブラなどは避けるようにしましょう。

バストの形が崩れてしまわないように、睡眠時には自分にサイズに合った身体を締めつけないナイトブラをつけて、バストが横に流れないようすることがおすすめです。